ガンダム作品では、主役機のガンダムと同じくらいの知名度と人気を誇ると個人的には思っているザクについて、どのくらいキット化されているのかをできる範囲で調べてみたので紹介したいと思います。
作ったことのあるものには簡単に感想のようなものも書かせてもらっています。
ガンプラ ザクを時系列で紹介
ザク系のMSはその映像作品の中でも、エースパイロット専用機など様々な形・色で登場しています。そのバリエーションの豊富さから、キット化もしやすいのか、かなりの数がリリースされていました。
出来る限り時系列で紹介していきたいと思います。
MG(マスターグレード)
1/100の作りごたえのあるグレード。究極のガンプラを目指して開発されたということもあって、作りごたえも十分です。置いておくだけでも結構な存在感があります。
MS-06S ザクⅡ(シャア専用)1995年10月発売

今から20年以上前にMGから発売されました。やはりザクⅡは人気キットとなる確信があったのでしょうか、MGシリーズで行っても第二弾の発売となりました。
「究極のガンプラ」を目指したグレードということで、可動域や再現度はかなりの水準です。ただ、さすがに20年前の発売ということで今であれば、後に出てくるVer2.0の方がオススメです。
MS-06F/J ザクII(1995年10月)

上記、シャア専用ザク2と同月に発売されたのが、この量産型ザク2。カラバリものということで、同時発売なのでしょうか。
私の記憶が正しければ、このキットは製作したような気がします。もう結構前なのであやふやですが、1/100という存在感のあるスケールに感動した覚えがあります。
ただこのザク2量産型も後々Ver2.0として生まれ変わることになります。
MS-06R-1 ザクII シン・マツナガ大尉機(1996年6月)

前回のザク2量産型発売から、8か月後に発売されたのが、このシン・マツナガ大尉機です。
いわゆるMSV(モビルスーツヴァリエーション *特定のパイロットようにカスタマイズされた機体)ものなのですが、全身真っ白な高機動型のザクは他に見ないカラーバリエーションです。
MS-06R-2 ザクII ジョニー・ライデン少佐機(1996年6月)

これもMSVものです。
このジョニーライデン機は非常に評判が悪いキットで、どうもジョニーライデン機のパーソナルカラーと違ったり、兵装としてあるべきバズーカがついていないなど、一体誰の機体なのかという評価まで付いています。
MS-05B ザクI(1999年5月)

見るからに弱そうなMS代表格のザク1がここで発売となりました。
MGでは第18弾。このツルツルした外観がたまりません。この同月にHGとしては新しいラインとしてHGUCが発売開始となりました。
MS-05B ザクI 黒い三連星仕様(1999年5月)

MSVものです。カラバリものなので同月発売で、この黒い三連星仕様も時間を空けず発売となりました。
これに関しては、まだVer2.0としての発売もされていないので、黒い三連星仕様のMGザク1が欲しい場合はこれ一択です。
MS-06R-1A ザクII 黒い三連星仕様(1999年6月)

黒い三連星といえばこちらですね。高機動型のザク2です。
こちらも後々VER2.0として発売されましたが、若干腿の部分など色味が違います。
ザクI ランバ・ラル専用機(2000年9月)

ランバラルのパーソナルカラー、青いザクが発売されました。ランバラルといえばグフのイメージがありますが、やはりザク1の頃からMSに搭乗し、戦っていたんですね。
MS-06F-2 ザクIIF2型(2002年4月)

ザクF2型は「0083 STARDUST MEMORY」に登場するMSです。
通常のザクⅡとは若干デザインが異なり、好みの分かれる機体かもしれませんが、がっしりした体型になっています。
若干小顔になっているのも個人的には好みのデザインです。
MS-06F-2 ザクIIF2型 地球連邦軍仕様(2002年9月)

連邦カラーのF2ザクです。5ヶ月の期間をあけての発売となりました。
劇中では敵機を拿捕し、連邦カラーに塗り直した練習機という位置付けのようです。
MS-06J ザク Ver.2.0(2007年4月)

ザクF2連邦カラーの発売から約5年の期間が空きました。
ここでとうとうVer2.0のザクが発売となりました。
可動域が格段に向上し、合わせ目が全くと言っていいほど気にならなくなりました。このVer2.0発売以降、キットのクオリティが全体的に高まったように感じます。MG量産型ザクが欲しい場合はこれがオススメです。
MS-06S シャア専用ザク Ver.2.0(2007年5月)

旧作とは違い、量産型の後に発売となりました。シャア専用ザク2です。
当然のようによく動き、合わせ目が目立たない仕様になっています。
MS-06R-1A 黒い三連星ザク Ver.2.0(2008年1月)

旧作と比べて、若干の色味の変更がありました。
その他にも太ももは太く、マッシブなプロポーションに変更になりました。脛のブースター部分なども色分けがほぼ完璧です。そのまま作るだけでもかっこいいキットでした。

塗装とメタルパーツを使って作成しました。
MS-06F ザクマインレイヤー(2008年3月)

主な違いはバックパックとパイプ部分のようです。
MS-06F ザク Ver.2.0(2008年3月)

いわゆるF型というやつです。
確かJ型を宇宙で使えるようにしたのがF型という設定だったような。
バックパックとスネ部分のバーニアに違いがあります。さすがザクですね。汎用性が高いMSです。一見して違いがわかりませんが、商品展開としてはうまいですね。
MS-06K ザクキャノン(2008年8月)

実に渋いデザインです。私はこのMSがどこで登場したのかは知りませんが、好きなデザインです。
ダサカッコイイというか、カラーリングも角ばっているのもいい感じです。
MS-06R-2 ジョニー・ライデン専用ザク Ver.2.0(2008年9月)

ここで旧作で不評だった、ジョニーライデン機のVer2.0が発売となりました。
少し上にスクロールして見比べてみるとわかると思いますが、全く形が違います。またスパイクや足の甲のカラーリングなど全く違います。
旧作のジョニーライデン機を発売された頃のファンの失望がよくわかる気がします。
MS-06R-1 シン・マツナガ専用ザク Ver.2.0(2008年11月)

シン・マツナガ機もVer2.0として再発売をされました。
旧作も悪くないように思いましたが、やはり現代のデザインにリファインされると印象が全く変わりますね。
カラーリングも若干異なります。シンマツ機はやはりかっこいいです。
MS-06J ザク Ver.2.0 “ホワイトオーガー”(2009年6月)

ただのザク2J型なのですが、パイロットはエルマー・スネル。「白き鬼、ホワイト・オーガー」の異名で呼ばれているザクです。
登場作品は「MS IGLOO」という作品で、見たことない人は是非見て欲しいです。基本的に暗い話が多い作品ですが、その重厚なストーリーと3Dの美しさに圧倒されます。
HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)シリーズ
1/144で値段も手頃。そして、なかなかMGでは立体化されないであろうMSまで豊富なバリエーションで展開されているシリーズ。
AMX-011S ザクⅢ改 (1999年8月)

なんとHGUCから発売されたから発売されたザクの第一弾は「ザクⅢ改」でした。
登場作品は機動戦士ガンダムZZ。初回の放送が1986年3月です。機動戦士Zガンダムの続編として造られた作品ですが、今までのガンダム作品よりもMSのデザインが異質な感じの作品だと思います。
ザクといえば弱々しく、あまりディティールも細かくない、これぞ量産型なイメージのMSですが、ザクⅢ改はゴテゴテされた改良版、結構アクの強いデザインに感じます。
AMX-011 ザクIII(2000年9月)

こちらも機動戦士ガンダムZZに登場するMSだそうです。ZZは見たことがないのでやはり新鮮なデザインに感じます。
MS-06S シャア専用ザク(2002年7月)

アニメの雰囲気に準拠しており、モールドなどディティールは少なめです。
最近のデザインのシャア専用ザクもいいですが、なんだかこのレトロな感じも悪くないように感じます。
MS-06FS ザクII FS型(ガルマ・ザビ専用機)(2002年9月)

頭部のバルカンと、主武装のヒートホークが通常のザクとは違います。
これもリファインして発売してくれないかな。
MS-06 量産型ザク(2003年9月)

2003年になりようやく量産型ザクが発売となりました。
シャア専用と同様、モールドなどは少なめなデザインです。
MS-05B ザクI(2006年5月)

2006年の発売ですが、割と評判が良かったように感じます。
オリジン版のザク1が発売となりますが、よりアニメのイメージに近いのはこちらのザク1かと思います。
MS-05B ザクI 黒い三連星仕様(2006年8月)

HGUCで黒い三連星のザク1が出ているのは知りませんでした。
やはりカラバリなので発売しやすいのでしょうか。商品画像見る限り、結構動きも良さそうです。
MS-05L ザクI・スナイパータイプ(2006年11月)

機動戦士ガンダム〜戦場の絆〜に出ていたMSだそうです。ゲームでしょうか。
残念ながらこの機体については全くわからないのですが、かなり渋いバリエーション機ですね。
MS-06FZ ザクII改

ポケットの中の戦争とうOVAで登場したMSです。このOVA作品は個人的にもかなり好きな作品です。
このザクⅡ改も作中でかなりの活躍をするのでとてもよく記憶に残っています。
しかしながら、このキットは全体的に細すぎるというような評判も多く、あまり良い評価を得られていなさそうです。
嘘だと言ってよ、バーニィ。
MS-06F-2 ザクIIF2型 ジオン軍仕様(2010年2月)

HGUCザク界きっての名キットと名高い、F2ザクです。
私もこれは製作したことがあるのですが、確かに全身のバランスが良く、可動も広く文句のつけようのないキットだったと思います。
全てがバランス良くできているというか、元々のデザインとキットとしての再現度、オススメのキットです。
MS-06F-2 ザクIIF2型 連邦軍仕様(2010年3月)

連邦軍に拿捕されたF2ザクです。カラバリキットなので、完成度などは同等品だと思います。
MS-05L ザクI・スナイパータイプ(ヨンム・カークス機)(2012年3月)

ガンダムユニコーンで登場したザクⅠスナイパータイプです。
UC版なので若干デザインが違うところがあるようです。やはりこの渋いザクは人気があるのでしょうか。
RMS-192M ザク・マリナー(2012年7月)

機動戦士ガンダムZZで登場したMSだそうです。
やっぱりZZは見たことないので、こんなザクがいること自体知らなかったです。
かなり角ばったフォルムと水中銃のような武装。ジオン系の水中・水陸MSはやはり愛らしいデザインです。
MS-06R-1A 黒い三連星ザク(2013年2月)

やはり高機動型ザクはこの足のブースターがハッタリが効いていてかっこいいです。
太ももが太く、頭部が潰れた感じに上下が小さくなり、全体的にかなりマッシブな感じです。
MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザク(2013年3月)

MGと同じ流れですが、黒い三連星の後にシン・マツナガ専用ザクが続きます。
この2013年はMSVもののザクが3作もリリースされた年でした。
MS-06R-2 ジョニー・ライデン専用ザク(2013年11月)

2013年、MSVものザクの三作目。ジョニー・ライデン専用ザクです。
RG(リアルグレード)
1/144とHGと同じスケールながら、パーツの点数はMGと同等クラス。よってパーツ自体がかなり細かいものも多く、初めて作るには不向きかもしれません。しかしその可動の広さとディティールの細かさは他のグレードでは表現できないほどのクオリティです。
RG 1/144 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII

RGシリーズでガンダムに続いて発売されたのが、シャア専用ザクⅡでした。外装の分割ラインなど細かいディティールがあり、出来上がりもかなり密度感のあるものになっています。
RG 1/144 MS-06F 量産型ザク

なんだろう、量産型ザクなのにかっこいい。見慣れているザクⅡが細かいディティールでここまで別物に見えてしまうんだから、RGはやはりすごいキットです。
後日追記していきます。
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