スターウォーズのプラモデルシリーズでも劇中でも極めて異彩な金ピカロボット。C-3POのレビューです。このプラモデルも非常に出来が良く、ここまで再現するのかってほどの完成度です。しかも他の商品とは一線を画すこだわりようが感じられます。
C3PO レビュー
スターウォーズの劇場版旧六部作のうちエピソード4からすでにレギュラーのC-3POです。あの時代のロボット感を非常によく表現したデザインだと思います。人間っぽいんだけど見た目があからさまなロボット。
しかもその動きもユニークです。今やロボットダンスなんて言って踊っても、本当のロボットがそれ以上にスムーズに動いている時代ですが、このC-3POは元祖ロボット。逆説的ですがロボットダンスのような動きをするロボットです。
ちなみにC3POではなくて正式にはC-3POだそうで、このブログを書いている時に初めて知りました。
さて、繰り返しになりますが、非常にユニークなキャラクターであるC-3PO、その金ピカ具合、腹部のむき出しの配線、硬い関節、どれもこれも本キットでは非常によく再現されております。




箱絵からもにじみ出ている、レトロロボット臭。これを作ってしまうと相方であるR2D2も作ってみたくなります。





ランナー数は少なく感じます。集中して作れば一時間ほどで作れるかと思います。
シールの数も他のキャラクターに比べると、細かいものは少なく、数も少ないです。
腹部の配線部分の白いところはシールで再現されています。














みてください、この金ピカ具合を。
そしてこの立っているだけなのに不安定な感じのする直立不動具合。
なんというか関節がぎこちないので立っているだけでもバランスが保ち切れていない感じです。
そしてこの不安定感、実は狙って作っているようです。
通常の他のキャラクターだとスネと足首のところに関節があるのですが、このC-3POは棒を差し込むだけという仕様になっています。
文章だとわかりづらいと思いますが、足首が曲がりません。くるくる水平に回転させることはできるのですが、関節がないので足を開いたときにちゃんと設置しない、ひと昔のガンブラのようになっています。それよりも動かないです。
というか足も開くことができません。理由は関節がないからです。差し込むだけです。
ですので、写真のようなポーズをとらせているのではなく、立たせるためにはどうしてもこのような不安定ではあるのですが、まっすぐなんとかバランスのとれるポーズで直立させるしかないのです。

腹部の配線も見事です。白い配線はシールで再現するのですが、少し手前の赤い配線と黄色い配線に関してはパーツを付け、立体的に見えるようになっています。非常に芸がこまかいというか考えて作られている感じがします。
劇中のぎこちない動きや姿勢を表現するためにあえて関節を作らないという発想に驚きました。腕は稼働するものとしないものが付いており、好きな方を取り付けることになっています。
腕も動かなくすると、肘を90度に曲げたまま両腕を上げ下げするくらいしかできなくなります。
このスターウォーズシリーズに関しては、並々ならないこだわりを感じますが、このC-3POに関してはひときわそう感じます。あえて稼働をさせなくする。関節を作らない。一体誰が考え付いたのでしょうか。
本当にこのシリーズは完成度が高いと思います。
最新情報をお届けします
Twitter でプラモクラブをフォローしよう!
Follow @plamoclub